ことば

言外の意味によるコミュニケーションの齟齬

(部室のロッカーに貼ってある写真を指して)「この写真、○○くんが撮ったの?」「ああ、剥してもいいですよ」 っつう次第で困惑でした。○○くんの写真をほめるつもりで言ったが、言下にその目的を無効化されてしまい、うろたえた。僕はこのとおりコミュニケー…

「的」の役割

〜的、というときの「的」。これがあまり好きではなかった。世界的不況、といえばそれは世界規模での不況だし、哲学的思考といえば哲学がおこなうような思考と言い換えられる。つまり「的」を用いた表現はそれぞれ別の表現に言い換えられる、そしてそうする…

「が」

このカテゴリ自体そうですが、今日はかなり個人的な感覚のおはなし。なので読んでもたぶん利益はありません。ターゲットの狭い文章はさいきんはあまり書く気ないのですが、どうも「が」を見るたび気にしてしまうので、自分のなかで溜飲を下げるために書く。…

「何か」

「俺を引きとめている何かがある」などと言うときの「何か」。「サムシング」と表されたりするあれ。が、僕はなんとなく好きではなかったのですが、これを用いることで今のとこわからないものを「何か」とひとまず差し置いて、わかるところだけを述べられる…

ことばの違和感:「〜させていただく/〜していただく」

いつのまにか普及していた敬語表現。あたりまえだが、べつに他者に敬意を払うのが悪いとは言わない。だが、この表現を耳にすると、すごく直感的に言うと「うざい」感じがしてしまう。なぜか。とりあえず実例を挙げます。「〜させていただく」から。例えばテ…

ことばの違和感:「心が折れる」

これ、あまりに一般に浸透しすぎてるので奇妙に思ってるんですが、そんなに由々しき問題でもないのでしょうか。あまり言及されてるのを見たことがないので……と、こころみに検索したらけっこうヒットしたわ。まあいいや。僕は自分のために書く。今後この表現…