にっきっき

 せっかくなので日記を書こう。ごちゃごちゃしているが目の前のことから、ひとつずつ書いていこう。
青色28号が更新している。いや表面的な話で恐縮なのだが僕はd:id:murashit(と、これもひとつの呼称に違いないのだけども)を「青色28号」と呼んだものか、「murashitさんとこ」と呼んだものか、旧称「青色2号」(個人的には今の名前よりこっちのほうが好きだ)と呼んだものか、よくはっきりしない。今マンションの階段を駆け上がり駆け降りる子供たちの音がしてうるさかった。雨の日の空気はそんな迷惑行為さえ情緒に変換してしまうのだから偉大なものであるというか。わざわざカラオケボックスに足を運んで手続きしてお金を出さないと朗々と歌うことさえできないこの社会って何よ、すなわち歌を歌うことが迷惑行為と解されてしまうひとつのせつなさ。とか。でも勉強してる隣で歌われたらうるさいしな。で、話がそれましたが僕は青色28号の更新をわりと楽しみにしているほうです。正直に言って、かつて毎日更新をチェックしていたいくつもの日記サイトを僕は恒常的には見ていない。アマチュアの輝きがなんだの、対象ではなく自己を語れだの言っていたわりには、近頃は役立つ情報ばかりに好意的なふるまいをしている。回線の向こうにいるかいないかよくわからない相手よりも、顔と声と名前の知れた部活の同期や学科の知り合いに親近感を覚えるのは……まあ物質として限定された人間の弱さってやつに帰すのは気持ちのよいことではないにせよ、一面では仕方ないことかなと諦めてもいる。部活だってよ。ううむ。さっきから、それこそ対象について語ってなくて申し訳ないですが続けると;そんなふうにネットに対して消極的になった今でも、青色28号の更新はよくチェックしている。まあチェックしているっつってんで印刷して何度も読み返すわけではないけど。
 臆面もなくこんなふうに書けているのは、やはりこの疎遠さのせいなんだと思う。で;僕が青色28号の更新を、また階段を駆け上り降りる子供たちの音がした、うるさい。情緒じゃなくなりかけてる。僕が青色28号の更新をこうして取り上げたのは、それがうれしいことだったからなのですが;作者のmurashitさんのTwitterでの発言は見てるんですが、ああまた階段が。でもTwitterでの発言って薄くないですか。Twitterで書かれたもの全般に言えると思うんだけど。140字の制限によって切り捨てられた考えられたことがものすごくあると思うんだ。というよりは実際僕は切り捨てている。思念の核心を抽出するだろ。でもアマチュアたる私たちが言葉によって或る力を持てるとするならば、それは切り捨てることによってではなく、しつこく付け加えることによってなのだと思う。思うってかこれは信念でしかないのですが。くそ。ぜんぜん対象について語っていない。いや、そもそも対象について語る気なんてなくて、僕はその対象をきっかけとして日記を書こうと思ったってことだ。申し訳ないけど。人間と人間の影響関係ってだいたい(自然状態では)そういうものだと思う。それにしてもこの偉そうな俺は一体誰なんだってことだ。ま、俺自身、なのですが。
 上にリンクを掲げた記事では「長い」と自称してるけど、僕はそんなでもないと思いました。それは小さな節に分けてあるせいかもしれない。心理的な短さだ。でもいま文字数カウンタにかけたら5305字になってた。けっこうな長さだ。でもそのくらいの分量の記事、みんな日常的に読んでるんじゃないのか。それって実は一部の人だけってオチか。まあいいや・それは特別言及したいことではない。言及ついでに話をつなげれば、僕は長い日記が読みたかったんだわ、ということか。戦略を立てず、ぐだぐだああでもないこうでもないと、あるのかないのかわからない対象を捉えようとする、書くという活動を僕は感じたいのかもしれない。しれない、けど保留。
 というわけで結論は出ずに終わる。それにしても、大学入ってそれなりに充実っぽいフリしてても、やっぱ好きなことを好きなだけ語る機会ってないわけで。尚、言い忘れていたが(そして言うほどでもないのだが)、この日記はひさしぶりにTeraPad(MSメモ帳でも可)で書かれた。そしてファイル名はnikkikki.txtである。ふざけている。ということだけ。それではまた!