このブログを開設した大きな動機について

 記事のカテゴリの話です。楡男から離れて別宅を構えた理由のひとつに、楡男の記事カテゴリがすごく錯綜しているというか何度かの試行の残骸が転がっておりなんとも見栄えが悪い、というのがあります。だからわざわざ新しいアカウントをとって適当にデザインまで作りかえて、新しいカテゴリ体系で出発しようとしています。つうわけで他に大きな話題もないことだし書けるうちにこのカテゴリ体系(言うほどでもないですが)の理念を記しておきます。

  • 日記:僕のいわゆる日記です。その日あったことよりは近頃思うことを書き連ねてるので、日記というよりは随想や雑記というほうがしっくりくるかも知れませんが、まあでもやっぱり日記と呼びます。言うまでもなくメインはこいつですね。
  • 論考:「近頃思うこと」を、より詳しく丁寧に整えた形で文章にしたものを乗せます。よりコラムっぽい感じになると予想されます。とりあえず丁寧に書いた記事はだいたいここに入ります。
  • 娯楽:本や音楽などを中心に据えた文章ですね。たとえば文学という言葉が含意しているように小説はそのすべてが必ずしも娯楽ではないと思われますが、便宜上それもひっくるめて娯楽です。かなり形式的な分類です。本読むのもそんなに「楽しい」わけではないし。まあその他一般的に見て楽しみのためにするだろうことについて書きます。
  • 外出:どっか出かけたときにその感触や感銘を記録しておこう……と思ったのですが、出かけてもそれをネタに日記を書きたい気分になることがあまりないのでこのカテゴリはナシになるかも知れません。このカテゴリ体系(……っつうか)自体フッとメモ帳開いてばらばらっと 20 秒くらいで書き出したものに過ぎないので見切り発車もいいとこだって感じですが。
  • 勉強:勉強つってもいろいろあるわけですが主に知識や理解を得るためにやる、文献にもとづいておこなう、あと大学で行われている……あたりが判断基準になるはずです。

 うろ憶えですがこれらのカテゴリは自分の普段の生活における行動の分類に一致しているはずです。つまりこのブログの作者である僕の生活はだいたいこの 5 つのカテゴリで説明できる。「日記」はふだんぼんやりとものを思う営みで、「論考」は特別扱い(つまり普段はしていない)なのですがそれを具体的に形にしてみる試み。「娯楽」で内側の世界を広げ?、「外出」で外部に接触することで現実と自分との距離を見直したりたまに自己を危険にさらしたりする。「勉強」も内側の世界を広げるアレなのですが、……うーん触れる対象が虚構か現実か、ってところだろうか。あるいは意味の世界と理論の世界。ともかく学校という組織のなかに長いこと身を置いてしまったので勉強と娯楽がぼんやり分離してます、という話かな。体系立ってるか否かという話かもしれない。というわけで全然うまく説明できてませんがそんな感じです。うまくいくかどうかは実際が教えてくれるでしょう。